名古屋大学機械航空院試対策。現役名大院生が解説。具体的な勉強法とおすすめのテキスト

名古屋大学院の試験科目や日程など概要

名古屋大学大学院の試験科目や概要、内部生と外部生のとの違いなどについての記事は過去のものを参考に。

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総じて言えるのは、外部生ならそれなりの覚悟をもって勉強したほうがいいよ、内部生ならほどほどにはやっておいて方がいいよ、ということ。

英語(TOEIC)

TOEICは800点あれば、まあ大丈夫でしょう。800点までなら、海外生活を経験していなくてもいける、というかいけた。TOEICの勉強方法なんてググれば死ぬほど出てくるので、ぜひググってほしい。(他人任せ)

ちなみに、筆者が行った勉強は、とにかく英語に触れる機会を増やすこと。

  • スマホの言語設定を英語にする
  • 聞いている音楽を洋楽もしくは英語のラジオやPodcastにする
  • 1日数分でいいから、集中して英語を聞く機会を設ける(TEDやYOUTUBE)
  • 暇な時は、隣の人の会話に耳をすまし、それを英語翻訳してみる

英語に触れていれば、なんかできるようになった気がするし、なんとなく分かる気がする。あとは、試験直前にリスニングの問題をいくつか解いた。TOEICのリスニングの解き方は、

「先に問題文をよむこと」

これは、食わず嫌いでやっていなかったんだけど、やってみるとめっちゃ解ける。騙されたと思って、先に問題を読みながらリスニングの問題を10問くらい解いてみて。聞き取れなくても、答えがわかる。

基礎科目

数学

数学は名大を目指すくらいの人なら、基礎はできていると思うので、とにかく問題をこなせば解けます。出題される問題もひねくれたものは出されず、基本問題まではいかないけど、基本的に正攻法で解ける問題ばかりなので、基礎さえしっかりしていれば。大問は4つでそれぞれ、常微分方程式、ベクトル解析、微積分、行列。工学部が1、2年生のときに学ぶ内容を網羅しておくことが大事。

教科書は世の中に溢れております。

力学

数学に同じ。ただ、大学入試の時のような解き方は通用しない。高校の時と大学の時では、解き方が違う。そこをしっかりと工学部の力学の授業を受け、勉強しよう。範囲的にはこの一冊で十分。

電磁気

苦手分野です。電磁気がいまいち好きになれなかったので、適当に勉強しました。しっかりと問題をときましょう。

専門科目

専門科目の勉強はもうこの一冊一択。

授業で使ったテキストなどを軽く見直して思い出したら、この問題をとき始めましょう。それで分からなかったところを復習。このサイクルでよっぽど大丈夫。このテキストは高いですが、メルカリでよく出品されてるのでちょっと安く買える。

以下は、私が選択した3科目。なお、一般的に、4科目勉強しておき、問題内容を見て、簡単そうなもの3つ、もしくは4つ解いて自信のある3つを選択するのが理想だと思うし、みんなそうしている。3つだけに専念しても筆者は良いと思うが。

熱工学

カルノーサイクルとかエントロピーの定義とか。エンジンの原理は工学部として、必要最低限の知識、持っておくべきと思う。

材料工学

機械系の研究室であれば、誰もが関わるだろう材料工学。たわみや曲げなど、専門科目とは言うものの、基礎的な知識に近い。しっかりとやるべき。後悔はしない。

流体工学

魅せられる流体力学。授業ではとても難しかったかもしれないが、難しすぎるがゆえに、手計算ではほぼ解けないので、必然的に院試の問題パターンも限られてくる。これは、みんな苦手とするが、筆者は穴場だと思う。

まとめ

TOEICは5月分までのため、そこまで英語。そこから、基礎科目、専門科目の復習を初め、7月頃には問題演習に入りたい。大学入試と同じく、問題を解きまくることが大事だ。もし、分からない問題などあれば、少しばかりのお小遣いをいただければココナラ経由でご協力できる。ブログを見たと言ってもらえると、とても嬉しい。

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